まず、W杯の中断明け、チームのまとまりが気になったこの試合。
竹内、テセが離脱ということで、90分どうまとめることができるのか?
注目の試合でもあった。
先発は
13 GK 六反 勇治
28 DF 立田 悠悟
3 DF ファン ソッコ
4 DF フレイレ
25 DF 松原 后
10 MF 白崎 凌兵
17 MF 河井 陽介
30 MF 金子 翔太
19 MF ミッチェル デューク
20 FW クリスラン
23 FW 北川 航也
白崎ボランチ先発起用
白崎はボランチで!!
それ以外のポジションでは使えない!
これを書いたのが2シーズン前。
10番の価値がない!ということも書いた!。
彼は高校時代、点取り屋だったかもしれない。
しかし、それは技術の高さとうまさ、器用さがあるから・・。
サイドでプレーさせるとどうしても
中途半端なプレーになり、決して献身的なプレーとまでいかず、活きてはいなかった。
そして、この試合、先発ボランチをリーグ戦でやっと見ることができた。
天皇杯でも出ていたこともあるが、やはり、彼はこのポジションで輝く。
ボールのタッチ数が増えることで、彼の良さである視野の広さが展開力につながる。
事実、前半は非の打ち所がないプレーであった。
コンディションもいいものがあった
中断明けだからと言って、必ずしもコンディションがいいとは限らないのがサッカー。
エスパルスはこの試合
90分、集中がきれず、コンディションの良さそのものであった。
- ボールを奪いに行く位置
- セカンドボールへの一歩目の反応
- ディフェンスでの距離間
カラダもココロも絶好の状態であった。
ファン ソッコの1点目
ソッコがあの位置でボールをもらってからのシュートまでのアクションは、確実にキレの良さからのゴール。
北川のゴールは、白崎のワンタッチパスからデューク、北川という流れだったが、選手間の距離、連動、失礼な話だが今までのエスパルスでは考えられない選手間の意思疎通であった。
前がかりにくるセレッソをいなす後半
2-0で前半を終え、後半、セレッソが前がかりになるのは当たり前。
どう、その攻撃を耐えながら少ない人数で点を取りにいくか?
デュークに代え石毛を見たときに、高さは削っていいのか?
という気持ちもあったが、使うとすればメンバー的に石毛だけだっただけに様子を見た。
クリスランに代え兵働。
北川に代えて長谷川。
ベンチメンバーを考えると先に長谷川でもよかったが、ロングボールにセレッソが頼ってこなかっただけにこんな感じだろう。
セレッソはボールを回し、ゴールに近づくシーンが多いとはいえ、
厳しい時に金子・松原がサイドを狙い・チームを助け、長谷川がポストになったり裏を狙ったりと、3-0で勝っているチームとしのセオリー通りのプレーができた。
無失点で終えたことは大きい
w杯中断明けとしては、また、これから過密日程になるだけに、試合の終え方が非常に大事であったこの試合。
勝ち方が良ければよいほど疲れは残らないし、負ければ、頭もカラダも疲れが残るし、場合によっては引きずることも・・。
その意味では、無失点で終えたことは大きいし、
そのために、守備陣形をしっかりし相手のボールを持たせながら無失点で終えたことは次につながる。
でも、課題もある
この試合、ある意味今シーズン、1,2を争ういい試合内容であったがもちろん課題もある。
フレイレは、後ろでボールを回すときはもっと丁寧に。
焦って無理にボールを供給する必要はない。
白崎はまだまだ厳しい要求をしたい。
もっと後半、ボールに触って落ち着かせる大人のプレーがほしい。
技術がしっかりしているだけにもっと上を目指せる。
北川は、前からそうであるが、つまらない取られ方をした時にもっと責任を感じてボールを追う姿勢がほしい。
この試合を継続できるか?
全員に求められることは、
日本代表の時に書いたことと一緒。
- 守備はしつこく
- 攻撃はシンプル
- 選手との距離間を保つ
- 攻守の切り替えを早く
その意味では、この試合、かなりできていたが、過密日程になるこれからは代わって出る選手にも求められる。
気持で負けてはいけない。
頭を使ってプレーをしなくてはいけない。