日本代表はベルギーに終了間際3点目を決められベスト8へは進めなかった。
試合の進め方は、私が思っていた通りの流れであった。
この試合3-1で勝つという予想を試合前の予想で書いたが、ほぼその通りの流れで2-0まで北。
試合前の日記はこちら
その中から少ないチャンスをものにして先制。
先制しても戦い方は変えない。
少ないがチャンスは必ず来る。
追加点で2-0。
前がかりに来るベルギーをいなしながらお互い1点ずつ取って3-1
2-0からの3失点なので、非常に残念であるが、
試合のことは後にして、この大会で大きな収穫が2つある。
それは、今後のW杯に絶対活かせることができるだろし、サポーターはそれをずっと訴えかけないといけない。
W杯は短期間であるということ
改めてW杯は短期間であることを実感。
直前で監督が変わった日本代表だが、ここまでの結果を出せた理由は、チームとしての団結力。
試合ごとにチームが出来上がり、それを監督が指揮官として威厳を出しながらサポートした。
普通に考えれば、直近で監督が分かることがよくない。
しかし、W杯は短期間であり、チームとしての熟成度や戦術だけでなく、チームの一体感の重要さを実感した。
そのベースとなったのが、日本らしいサッカー。
- 守備はしつこく
- 攻撃はシンプル
- 選手との距離間を保つ
- 攻守の切り替えを早く
これを、日本のサッカーとして伝統にしなくてはいけない。
見せるサッカーはいらない。
ジーコやザッケローニのような監督を選んではいけない。
個のレベルは上げる必要はあるが、個より輪。
選手の気持ちを奮い立たせ、試合ごとに選手が成長していくこれがW杯の闘い方であること。
メディアは考えを改めること
このブログでも、過去に書いたことがあるが、日本のサッカーを強くしたいのか?それとも弱くしたいのか?
その軸をはっきりさせて報道すること。
今大会中、長友や本田がメディアへ懇願した。
しかし、これを各メディア、大きく扱わず、うやむやにしようとしている。
本田は
メディアの皆さん
ポーランド戦前にスタメンを公表してたけど、練習は非公開やったわけで。。。
真実の追求するポイントがいつもズレてるよ。
選手達も普段、後ろにファンがいるからと思って喋ってるんやから、もうちょっと考えてください。
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2018年6月29日
長友は
練習後、今回の報道に対して「どこから漏れたのか、どこから見ていたのかは分からないですが、一緒に戦う日本人として選手全員がすごく残念な気持ちになりました」と言及。
「ちょっとした情報も命取りになりかねない。スタメンだけではなくて、(セネガル戦の)オフサイドトラップがもし漏れて相手が知っていたら失点につながっていたと思うんですよね」と訴えた。
ダメだった選手をシッカリ指摘するのはいいと思う。
メディアは、スクープを取るのが仕事かもしれないが、同じ方向を向かって戦っていかなければいけないメンバーでもある。
もちろん、新聞社によっては、日本の足を引っ張ることが仕事だと思っている新聞社もあるが、
それなら、それで最初から立ち位置を表明してほしい。
今回、長友、本田が大会中にメディアにしっかり釘を刺したということで、
今後の大会に大きく寄与するだろうし、そのメディアも今後は情報戦において、相手チームをかく乱するような日本代表をサポートするような報道するなど代表チームとの連携がみられるかもしれない。
ベルギー戦回顧
非常に残念な試合であった。
前半0-0で耐えたところで、日本の勝機が見えた。
少ないチャンスをものにし原口の得点で完全に流れを引き寄せた。
1-0になった段階で、ベルギーがより前に来てもしっかりとした守備からカウンターを狙う形で2-0。
2-0までは、完全に日本代表の良さを出していた試合であった。
問題はここから。
それは”乾”のプレーから始まった。
2点目と同じような位置でボールを持った時にシュートという判断が一瞬遅くなった。
これが、今後訪れる3失点のはじまりであったと思う。
2-0になったところで、一部の選手が時間の使い方を考えてしまった。
しっかり守備をしてという意識は全員が一致していたが、
ボールを奪った時に、
- 今まで通りシンプルに速攻を狙うか?
- それとも時間を使いながら攻撃をするか?
乾のゴールへ向かう気持ちから、周りを見てしまった瞬間、それがターニングポイント。
それ以降、ボールを奪ってもカウンターのカタチが中途半端になったことで、守備一辺倒になり、チームがバラバラになってしまった。
同点に追いつかれ本田と山口を入れ、しっかりボールキープができるようになったことで、
改めて自分たちは何をすればいいのか?
立ち返ることができたが、延長戦を考えた試合を忘れてしまっていた。
ラストプレーにかける形で、逆に相手にいなされてしまった。
うまく行き過ぎたことがアダに
2-0は難しいとサッカーではよく言われる。
今の日本なら、2-0は大きなアドバンテージであり、そう簡単に崩れることはないと思っていた。
1-0の段階では、相手の前がかりを利用しカウンターを狙う気持は統一していた。
しかし2-0になって、その統一はなくなった。
そもそも、サイドから人数をかけて攻撃するのとは違い、
カウンターは少ない人数で攻撃するわけだから守備のバランスは崩れにく、シュートで終えればリセットできる。
それを理解している選手たちだからここまでこれたわけだが、2-0という悪魔に心の隙間をつかれてしまった。
まだ、後半10分にもなっていないのに、
ボールをキープして時間を作ろうという気持ちがそのあらわれであった。
でも、ここまで来たのだからありがとう!と言おう
負けたのは残念であるが、ここまで試合を見れたのは代表に感謝。
悔しいのは私以上に本人たち。
私なんか次のW杯で!とか思っちゃうけど、選手たちには次ぎはあるかわからない。
ただ監督が代わり、直近の試合でも結果がでず、おっさん、おっさん言われていた代表が、想像以上の結果を出してくれたことに感謝したいしありがとうと言いたい。
下手だし、身体が強いわけでも、テクニックもない。
それは最初から分かっていたことだが、それを超越する気持ち、距離間、出足の速さで世界と互角以上に戦った。
改めてありがとう!!
今後の日本を考える
日本代表の監督は西野さんの続投という声もあるらしい。
少なくとも見せるサッカーになることはないので安心だが、西野さんでいいの?という気持ちもある。
だって、最初の2年って見たい選手をたくさん使い、結果は関係なしというのをメディア・協会・サポーターは許してくれるかな?
かなりハードル上がってない?
西野さんならアジアは簡単に勝てる!とか思ったら大間違いだよ。
見たい選手をたくさん使い、その中から徐々に最良のカタチを作っていくわけで・・・・。