このブログで、山口メンバーのアジアレベルだということをたくさん言ってきた。
トラップもパスも下手くそ。
だから、彼を出すときは、
相手にボールを持たせ、守備陣形を作った状態でゴリゴリ潰すにいくサッカーを期待したが
日本がボールを回すようなサッカー。
さらに相手が前線から仕掛けることがないのに、こちらからケンカを売るように仕掛けるサッカーをしてしまった。
そうなったことで、山口メンバーの基礎能力の低さが浮彫となった。
また、酒井高徳もプレーの質低かったし、判断も遅かった。
槙野も後半はプレーの質落ちてたし、相変わらずだね。
それでもベスト16進出。
ポーランド戦のポイント:先発6人替え
この試合のポイントは、やっぱり先発6人替えを決定した西野監督。
個人的は、彼のファインプレーだと思っている。
試合前のブログでも書いたのが↓
優勝を狙うのであれば、大幅に選手交代という選択もありえる。
そもそも、おじさんジャパンなど言われ、期待されていなかった。
だからこそ、更なるサプライズを引き起こすとれば、決勝トーナメント第1戦に向けた大幅変更。
ある意味ギャンブルであるが、これを乗り越えたとき、短期戦だからこそありえるミラクルのはじまりとなるかもしれない。
西野監督は決勝トーナメント進出ではなく、もっと先を見据えて選手を信じたということ。
GK川島永嗣、DF槙野智章、長友佑都、酒井宏樹、吉田麻也、酒井高徳、MF柴崎岳、宇佐美貴史、山口蛍、武藤嘉紀、FW岡崎慎司
先発メンバーをみたとき、
相手にボールを持たれても前線からのプレスでボールを奪ったら早い攻撃ができる。
今の日本、誰が出てもそれなりのプレーはできる。
ただ、問題は山口メンバーであった。
別にポーランド、前線から積極的に守備してきてないのに・・・・あんなにアタフタして、やっぱり山口はアジアレベルということだね。
彼のトラップ・パス(プレー)が緩慢であったことで、中盤が落ち着かない。
中盤が落ち着かないから、前線に余裕ができない。
その悪循環によって宇佐美も引っ張られた・・。
宇佐美が悪いとか武藤が悪いではなく、山口がすべてということ。
事実、乾を後半から入れても、ダメだったのが証拠。
乾にいい形でボール入らなかったし・・・。
日本の成長:日本のサッカー史に残る!
岡崎のアクシデントで1枚、乾で1枚使っちゃったことで、山口メンバーを変えることができなかったけど、長谷部を入れたところでやっと落ち着いた。
さらに、コロンビアが得点してくれたことで、戦い方の選択肢が増えた。
セネガル戦の後のブログで、以下を書いた。
一点差負けであれば決勝トーナメント進出を孕んでいると考えている。
セネガルはコロンビアに勝つことは難しいと考えている。
コロンビアはコンディションが悪く、前線の動きがないから、ピンチの連続だったけど、
ぺケルマンの好采配でハメス・ロドリゲスを交代させたところで少し落ち着いた。
後半は日本が失点したことで、コロンビアの戦い方に余裕が出てからは、攻撃も守備もよくなったことで、セネガルを破ってくれたね。
南米のチームはその辺うまいね。
、
日本代表も
コロンビアが1点取ったところで、決勝トーナメント進出の権利を得てからは、ポーランドと上手に握ることができた。
西野監督は、0-1の負けを選択したのは最高だったね。
ポーランドもそれに応じ、あとは上手に時間を潰したあたり、日本代表が大人の試合ができたのは収穫。
これも、試合前のブログで書いたけど
もちろん、0-1で負けて決勝トーナメント進出を逃したとしても、それはそれでしょうがない。
しかし、W杯で上に行くためには、ただ我武者羅に戦って結果オーライのようではダメ。
ということ。
決勝トーナメント第1戦の戦い方
これで決勝トーナメント進出を決めた日本、
6人の先発を代えた訳だから、その分、選手を休ませるという大きなアドバンテージを得た。
次の相手、イングランド、ベルギーということでどちらが来ても厳しいがそのための準備の時間はある。
そして、今日の試合でやるべきサッカー、やってはいけないことが改めて見えたはず。
- 基本的に相手にボールを持たせ、守備陣形を整えながら前線からの守備。
- バランスを崩すようなサイドから人数をかけて崩しにいかない。
- サイドは見せるだけで少ない人数でカウンター、シュートで終えることを心がける。
さらに、決勝トーナメントからは引分けはない!
要するに、90分ではなく、120分+PKであるということ。
西野さんが、この試合で6人を代えたのは
- 守りに守って一発を狙うサッカー。
- 120分、走り切るサッカー。
をするため。
あとは選手は結果を出すため。
120分のサッカーだから選手交代も重要となる。
- 勝ちにいくのか?
- 守りにいくのか?
- 時間を使うのか?
この辺の監督采配も重要となる。
それにしてもポーランド戦で、日本は非常にいい経験をした。
- 6人替え
- 0-1負けの選択
- ブーイングに動じないプレー
山口メンバーだけは、この時間潰しにも参加できないシーンあったけど・・。
アジアのチームがW杯で、こんなに賢く戦うのは始めてじゃないかな?
もちろん、策に溺れる可能性はあっても、それが監督采配。
でも、これによって得られたものは大きいと感じている。
ただ、ベルギーもイングランドも決勝トーナメント進出決めてるし、さらに、ブロックを考えると無理に勝ちたくないという選択もしてくると考えると両チームとも大幅メンバーは予想されるけどね。
【追記】
なんか、日本-ポーランドの最後の時間の使い方を茶番とか言っている人がいるみたいだけど
日本-ポーランドが0-1 になった段階で日本は点を取りに行った。
セネガル-コロンビアが0-1になったのは74分。
その段階では日本は、まだ、引分けを狙いながらの試合であった。
交代カードは大迫・乾を代えているため残り1枚。
残り2枚であれば、山口を出したかったが1枚であるため82分、武藤を抜き、長谷部を入れクロージングにかかった。
さらに言えば、1-1に追いついても1位抜けになるわけではない。
采配としてはありだと思うが・・・。
まぁ、先発6人代えたことを叩くのはわかるが・・・。
さらに追加すれば、
ドーハの悲劇、あの時のことを考えれば、選手の中で蛍以外は、今何をしなくてはいけないのか?分かって行動していた。
長谷部は入ったときに、
- イエローももらわないこと
- 失点をしないこと
この2つが長谷部を通して伝えられたという。
そしてしっかり遂行できたあたり、勝負ってこうゆうものだね。