コロンビアに勝利!!
勝因は、最初のプレーがすべて。
大迫が強さを見せ、数的優位+PKで先制。
一番点の取りたい形で点を取り、さらに、そのあとの長友のアップのシーンを見たときの気迫。
期待は増幅した。
緒戦だけに入り方が難しいかと思っていたが、このプレーからコロンビアは戦い方が難しくなった。
コロンビアは10人になっても、もっと前からくるかと思ったが、引いてカウンターを狙うサッカーを選択したのは、日本のボール回しの下手さを名称ぺケルマンの読みだったのだろうか?
それに対して日本代表は、無理をしないボール回しでなんとか時間を使った。
もし、前から来られていたらと思うとゾッとする。
しかし、前半で日本代表がボールを奪われたシーンを確認してみると分かるが、
やっぱり、ゆっくりしたボール回しに耐えられず、精度の低いパス、強引なパスを奪われてのものだった。
相手が来ない時は、もっと時間を使うようなパス回しでいい。
会場からブーイングがあっても、そんなのは無視でいい。
それは消極的な攻撃ではない。
逆に、
- 攻撃するのか?
- ボールを回すのか?
選手間の意思疎通ができていない攻撃の方が怖い。
試合前のブログでも書いたが、前半は0点に抑えたかった。
フリーキックからの失点。
審判の笛もちょっと疑問の笛であったとはいえ、もったいない。
とはいえ、勝って勝ち点3なのだから、大満足の結果だった。
まずは、個別にいいプレー、いい選手を書きたい。
プレーとしては、
基本的に選手同士の距離感はよかった。
数的優位になったからと言って、勝てる保証はない。
しかし、気持ちとプレー、時間の使い方は良かった。
前半同点に追いつかれたあとは、アタフタしているプレーが続いたが、ハーフタイプでしっかり修正してきた。
それが
- メンタル面
- 戦術
メンタル面としては、数的優位以上に心の余裕をもてる日本。
そもそもこの試合、コロンビアは勝ち点3は必須。
そこにきて、1人人数が少ないコロンビア。
対して日本は、引き分けでOK。
数的優位をベースに、コロンビアをいなすようにカウンターというスタイルでもよかった。
そこで、蓋を開けてみると
積極的に大迫へボールを供給し、起点を作るようなプレーを選択した。
乾と原口を、特に乾を使うために、大迫を意識させるプレーだったかもしれない。
大迫にボールが入れば、香川の仕事にも注目がいく。
これによって、乾が中に切り込みやすくもなった。
前線からプレッシャーをかけてこないコロンビアに対して、ゆっくり回すプレーとともにある意味盤石な形となった。
精神的な余裕と大迫のパフォーマンスで、あとはどのタイミングで点が入るか?
また、選手交代を含めた勝負をするのか?
ということになった。
コロンビアはハメスを入れたわけだが、相変わらず、前線からのプレスがない。
コンディションが悪いだけに、孤立もしていた。
想定外のコロンビアのプレーに同様せず、時間を使いながら、攻撃できたのもよかった。
香川に替え本田、直後にセットプレーからゴール。
これでコロンビアも前から来るかと思ったが、そこまで身体が動かない。
柴崎のトラブルにより山口、大迫に替え岡崎ということになったが、この2人が入ったことで泥臭く動いて試合をしめた。
この試合のMVPは大迫ということだろう。
1点目も決勝点も大迫の得点みたいなもの。
さらに、久しぶりに彼にボールが集まり、その強さを見せた。
ここ数試合、孤立もしていたし、プレーの質も本来のものでなかったが
香川、乾が落としたボールを欲しいタイプだけに大迫にボールを集めやすいというのも要因だろう。
原口も良かった。
よく動いた。
彼の前線からの守備はチームを助けた。
昌子、吉田のセンターバックも落ち着いたプレーだったし、この試合、後ろでボール回しをするシーンが多かったが今後につながるだろう。
柴崎、長谷部の中盤底もよかった。
柴崎は、ボールの捌き方もよかったし、ボールの受け方もよかった。
しいて厳しいことを言えば、守備に回ったときの相手へのプレッシャーやボールへの寄せの精度はもう少し上げたいところ。
長友、酒井のサイドバックもバランスが崩れることなく、前線との連携も悪くなかった。
で、
厳しいことを言うとすれば勝ったとはいえ、反省点が多い。
まず、乾。
乾の中に切れ込んでのシュートはいい。
このチームにおいて、人数をかけて崩すより少ない人数でゴールを奪う形として、切れ込んでのシュートは乾のお家芸。
もちろん、失敗もすることはあるが、シュートで終わればいいし、仕掛けれるという意思は相手ディフェンスへのプレッシャーにもなる。
ただ問題は、ボールを奪われてから追う気持ち。
特に前半は、その部分の気持ちが乗ってなかったし、プレーにおいても緩慢であった。
香川は、
前半良かったが、後半、ボールに触る機会が減り、それを打開することができなかった。
ゴールは決めたが、内容としてもっと動きを含めて期待したい。
香川と変わって入った本田。
本田にも満足していない。
右サイドに流れ過ぎ。
数的優位、時間の使い方という部分もあるが、もっと真ん中で攻守の着替え役、ボールの落ち着かせどころのプレーを期待したい。
また、つまらないミスからのカウンターを食らうシーンもあった。
身体の強さをもっと生かしたプレー、存在感を期待したい。
川島も。
どうだろう?!
フリーキックのシーン、あれはしょうがい。
駆け引きだし、ポジショニングを批判はできない。
しかし、守備範囲というか、バックパスやロングボールへの飛び出し・判断が少し遅い。
まあ、難しい第1戦を勝ち点3で終えたのは御の字。
この後の試合においても贅沢は言えないので、基本的に守備的に、前線からの守備のスタイルは変わらない。
セネガル、ポーランドごとにメンバーを替えながら
人数をかけた攻撃をせず、少ないチャンスをものにするサッカーでいいだろう。
最後に
C. サンチェスが、エスコバルのようなことにならないことを祈る。