ドイツに感謝!世界に感謝

 

 

日本代表の話。

 

ご存知の通り、韓国に完勝した。
個々の力、フィジカル、組織すべてに勝っていたといっていいだろう。
日本人はもちろん、韓国チーム、世界もこの日本のサッカーにびっくりしたかもしれない。

 

勝利に浸る前に、1つ思い出してほしい。
一年ちょっと前
ワールドカップ前のキリンチャレンジ杯で、日本は、韓国に完敗した。
ホームで何もできず、韓国との力の差を感じたことを・・・・。

 

1年で、この力の差は、昨日の試合だけ見れば、追いつき、追い越したとも見える。

 

この1年で何が変わったのか?

 

選手たちは、W杯で自分たちの戦い方を見つけ、各個人が所属チームに宿題を持ち帰り鍛練した。

 

同時に、多くの選手が、世界の地でプレーする土壌が出来てきた。
特にドイツは、チームにドイツ人を12人保有すれば、それ以外どの国の選手でもOKというルールを作ったことにより、多く選手はドイツに渡り実績を積みだしている。

 

見せるサッカー選手の多いスペインとは対極でもあるドイツでは、器用で献身的な規律をもった日本人には向く。
長谷部のチームの監督でもあるマガドは、日本人コレクターとしても有名で、日本人の本質を非常に評価している監督も多い。

 

日本人選手を評価してもらい、多くの選手がドイツに渡っているという現実から言えば、ドイツには感謝しなければならないだろう。
そして、海外でプレーしている選手が、今の代表の底上げをしたことは間違いない以上、この流れは、もっと頻繁になっていくだろう。

 

海外でプレーする選手は、ブラジルW杯のころになれば、今の数倍になっているだろう。
その中から適した選手をピックアップして、チームを仕上げるザッケローニの評価は、これからだろう。

 

現状を見る限り、ジーコの様な浮ついたチーム作りはしていない。
堅実に、チームを作りながら、3バックを試すなど、いい意味でのギャンブルもしている。
チームを壊しながらチームを作っていく、選手を見極めながら自分の型にはめていく、彼のこれからの手腕にも期待したい。

 

 

問題は、メディアと協会だろう。
メディアは、魅せるサッカーを評する傾向に流れてほしくない。
協会はスポンサーや収益に縛られてほしくない。これだけヨーロッパを拠点として選手が多い以上、国際試合はヨーロッパで行う流れが自然だろう。選手への負荷はもちろん一流チームとの戦いも増えるだろう。

 

 

最後にJリーグ。
若い選手は、どんどん海外で実績を積むがいい。
同時に、チームはしっかり、お金の落ちるシステムでこれを受け入れればいい。
逆にチームは、ベテランをうまく活用するスタイルに変更する必要が求められる。

 

核となる選手がベテランであるチームが優勝するJリーグになっていくことだろう。

 

 

 

【最後の最後に】
この韓国戦は、両チームにとって非常に意味のある試合だったと思う。
韓国は、非常にいい選手を揃えW杯を戦ったが、個だけでは世界との差を実感した・・・・はず。
そして、この試合、正直、その改善はできていなかった。

 

これらの結果から、改めてチームを作りなおしてくるだろう。
選手の質はそろっている以上、もっといいチームに仕上げるだろうし、アジアのサッカーを両国で引き揚げるきっかけにもなった試合だろう。

 

日本と韓国は永遠のライバルであり、切磋琢磨し世界を驚かす存在に近づいていきたい。

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