監督が変わり、新しい選手が加わり、
2018年のエスパルスは不安要素いっぱいで迎えた開幕戦。
午前中にもブログで書いたが、
読めない部分が多いため、ふたを開けてみるまではわからない状況であった。
先発メンバー、サブのメンバー
13 GK 六反 勇治
28 DF 立田 悠悟
3 DF ファン ソッコ
4 DF フレイレ
25 DF 松原 后
6 MF 竹内 涼
17 MF 河井 陽介
30 MF 金子 翔太
29 MF 石毛 秀樹
23 FW 北川 航也
20 FW クリスラン
Substitutes
1 GK 西部 洋平
45 DF 角田 誠
26 DF 二見 宏志
24 MF 増田 誓志
14 MF 楠神 順平
19 MF ミッチェル デューク
9 FW 鄭 大世
初お目見えのディフェンスの連携はどうなるのか?
守備面での不安が気になるところであった。
そして、ゲームが始まった。
結論から言えば
試合前の不安は、期待に変わった。
- ボールを追う・つめる姿勢
- 後ろでのボール回し
- ワンタッチでのパス交換の意識
ディフェンスに関しても、100点とは言わないが、今後を心配するような内容ではなかった。
立田も初めてのJ1でのプレーとは思えないほど落ち着いていたし、不慣れなサイドとはいえ、無難にこなし、クロスの精度も、松原の緒戦に比べれば雲泥の差であった。
彼に求められているものがバランスを取りながらプレーなので、派手なプレーはないが、それがまたいいものであった。
前半は、
出足がはやく、鹿島にプレーをさせなかった。
得点しなくてはいけないシーンもあったがそれは結果として今後の課題とすればいいだろう。
北川、クリスラタン、金子ともにゴールへの意識がつよかった。
後半は、鹿島の自力もあり、押される時間もあったが耐えた。
守備に関してもう1つ去年と大きく違う部分を忘れてはならない。
それは高さ。
ファンが183cm
フレイレが187cm
立田が189cm
これは、後半パワープレー、ロングボールで来ることが多いことを考えると、この高さは大きな武器になる。
後半に関して、
鄭 大世、ミッチェル デュークが入ってくることでさらに高さが増したわけだが、
この試合の大きなポイント、そして今後見逃していけないことが、後半この2人がピッチに入ってきたこと。
デュークが入ることで前からの守備のプラスがもたらせる。
そして、テセの存在は非常に大きい。
前半から出場して足が止まりだした選手を鼓舞できるのはテセしかいかい。
考えてみればわかる。
テセが先発し、後半足が止まりだしたときに、
テセに
「お前、やる気あるのか?勝つ気あるのか?」
と言える選手がいるだろうか?
しかし、テセが後半から入ることで、
テセは、足が止まっている選手をしっかり声かけるだけでなく、非難も平気でできるだろう。
となれば、今までなら、
足が止まり、守備一辺倒になり、なんとな守り切れました、やっぱり失点しました。
などという終わり方が、テセが後半から入ったことで我慢することができる。
テセも体が動くから自ら動くし、デュークも動いてくれるから、少ない人数で攻撃することも可能となる。
よって、この鹿島戦、90分を通しても、開幕戦とは思えないほどまとまりのある終わり方ができた。
要するに、
今後のエスパルスで怖いのはテセが先発で出場したときの90分、試合の終え方となるだろう。
個人個人のプレーについて書けば
六反は、正直、この試合負けていれば、彼の最初の不用意なプレーを責められたことだろう。
失点につながらなくても、あのようなプレーは流れを悪くする。
再三、行っているが、昨年は二見がそれで流れを壊す原因が多かった。
竹内、河井は、
ボールにタッチする回数も多かったし、無難にballを散らした。
後半足が止まる部分もあったが、その辺はチームの熟成度がプレーの質を上げることで動きの質も変わってくるだろう。
石毛、及第点というところだろう。
しっかり動けてたし、周りとのやり取りもよかった。
積極的に攻める姿勢もあったし、すくなくとも、以前の石毛以上、成長を感じた。
北川・金子
彼らの動きが今年のエスパルスを左右する。
クリスラタンとの連携はまだまだだが、それであっても、ワンタッチでのプレーを意識し今後につながるものであった。
少し話はずれるが、鹿島の鈴木 優磨は、個性と存在感はピカイチである。
どうしても、ディフェンスは、彼の動き、ポジションを気にしてします。
これによって、金崎が楽にプレーになる。
個人的には2人とも個々ではそれほど評価をしていないが、2人のセットに関しては非常にいい物がある。
エスパルスで言えば、クリスラタンを生かすために、どれだけ、北川・金子がディフェンスに意識を向かせるか?ここは、前回も書いたが、今後のポイントとなるだろう。
最後に
今回は褒める所が多かった。
それは、開幕戦という難しい試合だったから・・。
決定的なシーンで外していたがそれは結果は結果で次に活かさなくてならない。
PKにしても、エリア内でのシュートにしても・・。
この試合3点くらい取れるシーンがあっただけに、ここは次節でも同じことは許されない。
そして、最後に
今日の鹿島戦、今年一番最悪の試合であったという終わり方ができれば、
今年は面白い1年になるだろう。
終わりに
本田泰人さん、名良橋晃さん、秋田 豊さんのJ1順位予想を見つけた。
2018シーズン 解説者予想 |
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●本田泰人(元鹿島) -▼自動降格圏内― 17位 清水 ●名良橋晃(元鹿島ほか) -▼自動降格圏内― 17位 清水 ●秋田 豊(元鹿島ほか) -▼J1参入プレーオフ出場圏内- 16位 清水 ●早野宏史さん -▼自動降格圏内― 17位 清水 ●清水秀彦さん -▼自動降格― 17位 清水 ●福田正博さん -▼自動降格圏内― 17位 清水 ●松木安太郎さん -▼J1参入プレーオフ出場圏内- 16位 清水 |
も、こんな感じ。
ただ、開幕前の段階では、見えない部分が多く、犬飼が抜けディフェンス面を考えれば分からなくもないけど、
少なくとも解説者として、いろいろチームを見ているわけで
他のチームとの比較を考えれば、ここまで悪い?
とは思う。
まぁ、開幕前の予想なので、
結果的に、これを裏切ればいいわけね。