小林監督の責任;鹿島アントラーズ2-3

2-0
から
2-3
にひっくり返された鹿島アントラーズ。

タイトル通り、小林監督の責任は大きい。

2-0に
なった段階で、すぐ動きべきであった。

今のエスパルスは、何が特徴なのか?

この試合にかかわらず、エスパルスは、前線からのプレス。

この試合、相手が鹿島だけあって、テセは前半から足を使わされた。

その意味では、2-0の段階でテセを変えて、前線からの守備に再徹底されるべきであった。

それを怠ったために、

手に取るように失点し、修復不可能となった。

相手鹿島は、負けていても安易にパワープレー・ロングボールで勝負を仕掛けてくるチームではない。

逆に点をとりに前がかりになるだけに、そこをいなす試合運びをすべきであった。

以前から何度か書いたが、今のチーム、点を取る絵が浮かばないことが逆にチームのバランスが取れている証拠。

2-3になったところで、
ロングボー中心に攻撃を仕掛けるしかなくなったため、テセを変えることはできなくなったが、

ゲームの状況からもある程度張っていたい選手がそろってしまったために、これでは点が取れないはしょうがない。

セットプレーや高さでやられた3失点は、流れが悪いところで本来危惧している守備の部分でやられたわけだが、

流れが悪くなったのは、監督の責任と言っていいだろう。

ベンチのメンバーから考えれば、
テセに変えて村田を入れ、スペースに流れるプレーをさせるためでも、2点のアドバンテージを有利に使えただろう。

フレイレを入れておけば、もう少しボールを持つこともできたので、守備だけでなく攻撃への切り替えに余裕もできただろう。

疲れている選手はテセ以上にいたかもしれない。

しかし、疲れている順に選手を代えればいいというものではないということ。

もちろん、鹿島との個の差というのはある。

でも、サッカーは、11人でのチームプレー。

前半からそれができただけに、交代を上手に操り90分を締めくくるべきであった。

2-0で勝つ試合にするのか?

引き分けでもいいのか?

この場合、少なくとも2-1になった段階で2-2までは覚悟。

ただ、負けはないサッカーにもっていかなくてはいけなかった。

まぁ、終わったことはしょうがないが、

この試合は、エスパルスにとって、認識しておかなくてはならないことがある。

鹿島から2点取り、さらにポストなどのチャンスがあったが、攻撃に自信を持たないこと。

あくまでも、連動した守備から耐えに耐え、チャンスをものにするサッカーができたということ。

金子が動きまわることで、そこから連動が始まっていることを忘れてはならない。

また、テセが、献身的に守備をすること。

これがいいことなのか?
をつけ加えておく。

彼には質を求めている。
決して遊んでいろとは言わないが、この試合のように前半から彼への負担が多い試合で90分ピッチにいるような形はよくない。

動かされる試合と動かなくてもいい試合は相手によって変わる。
この試合は相手が鹿島だけあって、前半から守備への負担は非常に高かったし、それをしないと抑えらない相手でもあった。

その意味では、1シーズンとして考えれば、早めにピッチを退くという判断もしたいところ。

別に、すべての試合、途中交代する必要はない。

彼は点を取る嗅覚と同時に、守備をせざるを得ないという嗅覚も持っている。

そんな試合では、身体だけでなく頭もいつも以上に使う。

気持ちだけでは身体を維持するのは難しいし、それは普通に考えても当たり前。

少なくとも、この試合は、後半、気持ちと身体のバランスが崩れていた。

話は変わるが、
サッカーの理想の1つに
早めにボールを奪い、連動よく回りが動き攻撃に転じる。

というものがある。

これの悪循環が
早めにボールを奪ったのに、みんなは動くが連動していないので、ボールがつながらず逆にバランスが悪くなり、ピンチを招く。
そして、疲れる。

今のエスパルスを考えると
ボールに群がり、早めに芽を摘み、最少人数で攻撃に転じる。
攻撃への厚みはないが、バランスは崩れにくい。
これが、得点のニオイがしないが、失点の絵を浮かびにくい今の形。

ここから、チームとしての成長を考えたとき

攻撃面の連動を高めるのはなく、選手交代もうまく利用し90分通してこのサッカーを維持すること、崩さないことを考えたい。

スタミナの問題があるので、動き回ることは難しいとしても、しっかり前からチェックしながら距離感を保つことを目指したい。

試合の流れもあるので一概には言えないが、勝っているから守備固めで逃げ切ろうというようでは勝ち切るのは難しい。

勝っているから、メンバー交代でその質を担保する、バランスを崩さないことが大切。

この試合に戻せば、
金崎が入った段階で、エスパルスも対応が必要であった。

2-0になったところで、確実に動く必要があった。

じゃぁ、ゲームで起きた事象から見えると
2-0の段階で金子に代えてフレイレを考えていた模様。

これの意図はなんだったんだろう。
フレイレを入れて守備重視にしたかったのか?

違うでしょう。
少なくとも。
金子に代えてミッチェル デューク
動き出しはじめを金子からデュークにスイッチという選択じゃないの?

で、
2-1になり、フレイレをやめてデュークを入れたんだけど、逆にこれって何?
フレイレを入れて守備重視、合わせてテセに代えて村田で、動き始めの起点を作るんじゃないのかなぁ~。

負けたけど、
この試合のMVPは2試合連続、松原。 

ちょうど1年前、毎週のように松原を指摘していた。

あの時は、プレーに迷っていたし、質も悪かった。

今は、プレーの質あがったし、のりしろがある。

それ以上に、自信を感じる。

あと、金子。

正直、前半のエリア内でのプレーを見て、なぜ、積極的に行けない!

と残念に想ったが、得点もしたし、アシストもしたわけで、最低限の仕事はできた。

テセとの関係も良くなっているし、それ以上にチームとして守備の動き出しの役目は大きい。

最後に

監督の責任ということは書いたが、2-0の段階を見方を変えればイケる!!

と判断もできなくはない。

流れを止めないために、選手交代をしない。

いい流れの段階で消極的な判断をして、墓穴をほることもある。

監督の判断は難しいけど、
この試合に関しては、テセ、かなり前半から頭も体も使っていたからなぁ~。

植田、昌子のディフェンダーに対して、植田を避けながら、昌子と駆け引きし、

2人を避けるために、引いてスペースを作ったり・・・・。

残念でしょうがない。

2-0から2-3で負けたことも残念だが、

それ以上に、バランスが悪くなったことろで何も対応出来ず、連続3失点したあたり、難しいなぁ~。

タイトルとURLをコピーしました