なぜ、前に出ない。
出れない・・・。
判断がすべての試合となった。
レギュラークラスのゴールキーパーであれば、自分でさばけるボールの判断を見誤り失点。
それも1点だけではない。
守備面のバランスが悪いのはこのところ分析できているるし、ジェフユナイテッド千葉・東京ヴェルディの回顧でもGKの質を少しつかえたわけだが、北海道コンサドーレ札幌ではその悪い部分を解決できなかった。
後半は攻撃に出て、失点覚悟で2点を取り勝ち越し点を目指し前がかりに攻撃したわけでが、3点目の失点も前がかりに行ったことがアダになったとは言い切れない。
正直、GKとディフェンスの連携。
いやいや、シンプルにGKが前に出て処理できたボール。
けが人で、ディフェンスラインは随時変わる、西部のけがもあり、今のチームに力裕は必要だし、守護神としてもっと光らなくてはならない。
力裕が、それだけ、選手に信頼されていないのか?
そうではないだろう。
しかし、この失点の連続に関しては、力裕も少し悩む時間が続きそうだ。
守備に関して、ディフェンスラインだけでなく、前線の守備もよく言われる。
昨年のエスパルス、今シーズンはじめは前線からのプレスを基本としていたが、し過ぎるが故に、攻撃と守備の連係、攻守の切り替えが悪いことで、ムリのないレベルでの守備に変更をした。
この変更は非常によく、押しながら点が取れず、カウンターで負けるという試合がなくなかった。
しかし、守備が改善されたというわけではなく、準備する時間ができたことが失点減少させ得点がアップしただけだった。
そして
今もなお、この守備ということにおいて改善方法を見出せない監督、また、獲得する選手のセンスや質にも疑問がある現状を見ると、J1に上がるためには、取られた以上に点を取るサッカーを少し続けなくてはいけないかもしれない。
話は少し変わるが、
札幌戦、選手の足が止まることはなかった。
真夏のゲームで相手より動けていたのはコンディションだけでなく、気持ちも感じた。
これは、次以降にもつづくだろう。
最後にオリンピックの話
ここまで、頭を使わない、いやいや使えないサッカーを見たのは久しぶりである。
アメリカのワールドカップで、ナイジェリアのイエキニやアモカチなどを見て、身体能力の高さ、よくわからないところから足が伸びる、驚異的な跳躍力などを目の当たりにしたのを覚えている。
あれから、20年以上経っているのにもかかわらず、また、この20年でアフリカ勢の身体能力は誰もが知っているにもかかわらず、柔軟性豊かな身体から繰り出される足の長さに何度も引っかかるという、日本代表がジーコになって日本のサッカーは交代したというのを実感して以来のしょぼいサッカー。
コンディションがイイ悪い関係なく、ポテンシャルはわかっているわけで、早めに、つめられる前にはたく必要があるので、そこを突かされるという低次元サッカー、さらにミスが重なり、失点の数々。
4点取ったという結果は、この後の予選突破にはプラスになるだろうが、このあとの戦い方に心配は変わりない。