ここ2試合の総括。
甲府戦
ノーガードの打ち合いとは言わないが、決して落ち着いた試合ができたとは言えない試合であった。
出来れば、もう少し落ち着いたサッカーができればいいが、最低限の形で戦うことができた。
大悟と小野の先発を見れたし、浩太も途中出場した。
ベンチのメンバーを見ても、選手層は厚くなりつつある。
伸二のミドルはさすがの一言。
中3日での試合となることを考えると、高木の温存もいいことだろう。
——————————————————————————
仙台戦
アウエイ。仙台。初のナイター。
相手のモチベーションは高いし、こちらとしても、想うことがおおい試合。
０－０の引き分け。
お互いチャンスはあったが、若干仙台に助けられた気がした。
試合運びにいやらしさが少なく、中盤・ディフェンスは安定して試合することができた。
仙台は、太田を先発で起用しスピードに期待したわけだが、ディフェンスとの距離や駆け引きが単調だったことが、その要因だろう。仙台はやはり同じスピードでも、緩急を付けたスピード戦の方が怖い。
エスパルスに関しては、日程も考慮し先発メンバーで高木を起用。
中盤に山本、枝村。サイドバックに村松という布陣。
コンパクトにサッカーできていたし、まずまず安定したサッカーではあった。
16試合を終え、6勝4敗6分の9位。
ここ10試合5勝1杯4分。
ゴトビ監督はチームをよくまとめ、選手層を底上げし、若手に自信をつけ、ベテランが本来の力を出しはじめ、いい方向を向いている。
永井はもっとできるだろうし、杉山も枝村・真希には負けていられない、村松もそつなく自分の仕事ができている。
小野は、最低限のコンディションを維持し、制限された時間の中でいい仕事をしている。
大悟も徐々になじみつつある。もっとコンディションがあがってくることを祈りたい。
高原も、彼にこんな言い方は失礼かもしれないが、完全に再生した。
本当の勝負はこれから。
そして、今以上のパフォーマンスが必要となる。
90分通して安定した試合はできるが、守備でも攻撃でも、爆発的なパフォーマンスが必要となる。
プレーの質を高めていくことはもちろんだが、それ以上に、いいコンディションで、モチベーションで臨むことが必要になる。
ここ最近では、高原のコンディションの良さはうかがえる。
逆に大前、アレックスのコンディションは万全とは言えない。シーズンを戦うためのある程度のセーブは必要であるが、無理せず動ける身体に持っていくことが、今後の課題の１つだろう。
キーパーソンは、アレックスだと思っている。
大悟に一番期待したいが、怪我からの完全回復であれば、90分試合をコントロールするプレーヤーになってもらいたいが、そこまで望むのは、今のところ厳しいかもしれない。
そうなると、若干、軽い怪我が見え隠れしているように思えるが、アレックスのテンポ、得点能力に期待したい。
高原のキープ、高木の仕掛けとのバランスがポイントだろう。
大前は、本当は、もっと前でプレーしてもらいたいが、今の形から考えると、もっと引いたことろでボールがもらえれば、彼のプレーも生きてくるだろう。
