ダービーを見事勝利!
勝ち点3!
そして、3試合連続無失点。
字面的には、文句なしかもしれない。
しかし、中身に関しては、正直ラッキーというしかない試合であった。
この試合で一番の問題は、中盤のプレスに一切連動性が無かったこと。
ジュビロのフォーメーションに100%対応できていなかった。
よって、前半は特に、面白いように楔のパスを通され、ボールをまわされ、非常に走らさせた。
そして、決定機を幾度と作られた。
前半をゼロに抑えたことで、勝利に近づいた感はあったが、修正は必要であった。
後半は、若干積極性は出たが、修正とまではいかず、安心できる状態には程遠い。
石毛を入れ、徐々に前線からプレスがはまりだし、チャンスも増え始めたが、つまらないミスも多い。
そして80分、セットプレーの流れから村松のゴール。
追加点のチャンスもありながら、1-0で勝利となった。
この試合に関しては2回でも3回でも見れば見るほど、反省点が見えてくる。
そして、雷が落ちているだろう選手もいるだろう。
林のプレスキックの精度が悪すぎること。
結果的にカード2枚もらった高木俊だが、プレー自体の質とは別に、気持ちが空回りしていた。
逆に
前の試合でも褒めた竹内が即先発となったわけだが、あってはならないミスもあったとはいえ、積極さとテンポは悪く無かった。
ボールのもらい方と一歩目にいいものがあるので、ボールをもっと落ち着かせることができれば、さらに、攻撃の流れがよくなるだろう。
まぁ、勝って勝ち点3をゲットし、無失点で終わったわけなので、雰囲気もいいだろう。
さらに、戦い方も徐々に変わり、そして、新たな競争も生まれてきている。
やっと、チームとしてバレーが積極的にゴールを狙う姿勢をサポートできるようになりつつあるので、彼のゴールも増えていくだろうし、おとりとしても使えるだろう。
その意味で次節のセレッソ戦は、大きなポイントとなる試合だろう。
高木は出れないが代わりはいる。前線からの積極的な守備ができるか?
村松、杉山は、その助けをえながらバランスを崩さずプレーできるか?
まだまだ、清水エスパルス2013の基本形に持っていくには時間はかかるだろうが、この2つが形になれば、おのずと結果はついてくるだろう。