ホームでどうしても勝ちたい。
しかし、小野の怪我が思わしくない。
そんな広島戦。
アレックスの先発は、今までの結果から妥当だろう。
この試合、ゲームプランに面白みを感じた。
今までとは違い、前線の3人を高い位置に残し、攻撃的な姿勢で、前線から圧力をかけた。
そして、高原のよさの1つである、スペースを突く動きを多様した。
攻撃的だからといって、守備がおろそかか?というと枝村がスペースを消し、岩下もがっちり終盤のそこで存在感を見せた。また、岩下にボールが集まりだしたため、サイドの使い方がスムーズになった。
それ以上に、なんといってもアレックスが、チームに完全にフィットし、存在感を見せた。
開幕戦後に、彼について書いたが、
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新外国人選手アレックスを初めてみたが、適応力があり、無難なプレーをする、爆発力はないかもしれないが、チームのシステムを吸収しやすそうな選手だろう。
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思っていたとおり、日本のサッカーにフィットしやすく、そして、開幕戦では感じなかったが、独特のテンポが、チームにいいアクセントをもたらした。
内容としては、この形がいいか?悪いか?は別として、今シーズンで一番、意図が読め、発展途上のチームとして勝ち点を積み重ねる形としては、監督の考えが表現できた試合であった。
広島に勝てたか?どうかというと、決して簡単な勝つことはできなかっただろう。
0-1で負けたのは、総合力の差の1つに尽きる。
マリノス戦の後にも書いたが、難しい試合になればなるほど、ベンチの選手へ求められるものが複雑化してくる。
それに、対応できるバックアップメンバーの少なさがそれだろう。
そんなこともあり、この試合90分を通して、エスパルスのサッカーができなかった。
今後、この部分も気にして見ていきたいと思う。
高原に代わって入った高木には、自分らしさを見せることはもちろん、サイドでの起点だけではなく、もっと中に切り込む必要があった。
広島守備陣の攻撃への対処が確立されていた。
もう少し、撹乱させる動きがベンチスタートの選手の流れの呼び込み方だろう。
少し、サイドを意識しすぎ、単調になったのは残念だ。(もちろん、今後期待している。)
終わりに
この広島戦、総力戦と言っていいほど、選手全員が無理をしていた。
状態は分からないが平岡も負傷し、大前もなんとなく不安の残る動きであった。
そうゆう意味では、痛い敗戦と言っていいだろう。
また、今後に影響のある1敗になるかもしれない。