久々に気持ちの入った試合であった。
試合後の監督インタビューで、長谷川監督は、
「このところ気持ちを全面に出して試合をしていたが、結果が伴わなくて・・・。」
と言っていたが、ここ数試合は、気持ちなど感じられるものは少なかった。
それに引き替え、鹿島戦は、前半から気持ちがのり、ハードワークをこなし、本来のサッカーに近いのもができた。
そして、先発、交代メンバーのかみ合いもいいものがあった。
この試合、小野のゴールもよかったが、それ以上に枝村がよかった。
FW登録ではありながら、ある程度自由に走り回し、その中でボールをもらい、ワンタッチではたく。この形が、攻撃のリズムを作っていた。できれば、何年も前から言っている、もっと後ろで前線を見ながらプレーをさせてやりたいが、監督が変わるまでは我慢するしかないだろう。
ただ、そうはいっても、彼の動きは、小野を楽に、チームにいい流れを生んだことは間違いない。
交代した真樹も、その流れを壊すことなく、終盤直接シュートという場面での無駄なパスはあったにせよ、90分通して先発選手と交代選手のかみ合いがよかった。
小野が90分満足のプレーができたのも、コンディションが良かっただけなく、こんなところからもきていると思う。
そして、輝。やはり輝。
兵働の存在に関しては、以前少し触れた。
連戦の疲れを考えての交代だったにせよ、その時がきたと言っていいだろう。
別に不必要な選手というわけではないが、小野・全体を考えると満足の域ではない。
兵働に代わり輝を入れ、中盤の底を厚くするとともに、本田に少し自由を与えた。
勝ち点3のほしい、ホームの鹿島だけに、押されるのは当然で、これをしっかり耐え、チャンスも作れた。
(鹿島の細かいミスの多さには、少しびっくりしたが)押されていながらも、勝てたかもしれない試合だったし、見ごたえのある試合であった。
この試合、今年後半のキーとなる試合になることは、間違いないだろう。
清水エスパルス 試合終了 鹿島アントラーズ
1 - 0
0 - 1
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1 - 1
西部 洋平 21 GK
市川 大祐 25 DF
平岡 康裕 26 DF
ボスナー 33 DF
児玉 新 2 DF
兵働 昭弘 13 MF
本田 拓也 16 MF
小野 伸二 30 MF
岡崎 慎司 23 FW
ヨンセン 18 FW
終わりに
プロとしてレベルに低い部分もあった。
①鹿島のピッチ
あれでは、ホームの鹿島の選手がかわいそうである。
②前半エスパルスのゴール側にいた線審。
二俣敏明さんか聳城巧さん。
彼の判定はかなり疑問の多いものであった。
目の前でラインからボールが出ているのにもかかわらず旗を揚げない。FKで、ボールを下げるように指示しようとするが、3歩近寄って、何も言えず引き下がる。中途半端な動きが目立った。
久々に線審でゲームを壊される試合を見せられるところであった。