リーグ最終戦:清水エスパルス-大宮アルディージャ

リーグ最終戦
ホームで勝ちロコでしめることができなかった。

ゲームは90分通してエスパルスペースで、シュート数だけ見ても、14対4と圧倒した試合ではあった。

しかし、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

結果的に
11月は、カップ戦も含め、4敗1分ということになった。

チームが一新し無我夢中の時期を超え、これからという時のこの結果だけだっただけに・・・。
また、純粋に計算すると少なくとも1勝もできない相手ではなかったことを考えると、不甲斐ない結果とも言えなくはない。

前節の川崎戦でも書いたが、
試合を押し進めながら、負ける、引き分けという事象において、決定力のなさで勝ちきれないというサッカーは決して良くない。

さらに言うと、
これだ!という得点を取る形がない状態は良くない。

今のチーム、
お膳立てまで
サイドで起点・サイドを使いながら、大前のドリブルなど決して悪くない。

しかし、その先のラストバス、センターリング からのフィニッシュに関して形らしい形がない。

流動的と言えば綺麗かもしれない。
前線の選手たちが献身的に動き、ディフェンスもしチームを支えているとも言えなくはない。

李記帝も吉田もいい選手であり、
チームの戦術としてのサイド攻撃の理解度も高く、チームには欠かせない選手ではある。

大前、高木も、サイドで起点を作り、相手へのプレッシャーも、かなりのものである。

真ん中にいる金賢聖も、献身的なプレーでチームを支えている。

では、
サイドを起点にゲームを作るチームとして、
サイドを崩し、センターリングからのヘディングシュートというシーンがいくつ頭に浮かぶだろう?

人によっては、センターリングを上げている選手が、市川だったりしないだろうか?

サイドを起点にするサッカーはできている。
ボールをつなぐために、選手間の動きも積極的である。

しかし、個人としての勝負、得点を狙うための意識が薄れている。
選手たちも、それが分かっているため、いろいろなチャレンジで打開を図っている。

これが、
今の気になる押しながら勝ちきれない内容になっている。

仮に、
サイドで起点を作って、センターリングからゴールを奪う。
これが、選手たちに浸透していれば、中の選手は、そのための動きに徹することができる。

しかし、中に切り込んだり、センターに返したり、アレンジが多いことで、エリア内の動きの質、また、選手の数が揃わない。

センターリングからのゴールに徹しろ!と言っているわけではない。
いい意味で、単純な決め事を確立したい。

時期的なことを考えると、今、この問題が表に出ていることは悪くない。
前回にも書いたが、”来期に絶対持っていきたくない” 持っていってはいけない!

メンバーも変っても同じことである。
逆に、今の時期だからこそ、もっと思考や質に目を向けることもできるだろう。

天皇杯は、その部分をじっくり見てみたい。

個人的には、ミドルのこぼれ球からのゴール、サイドからのヘディングのゴール
この2つが増えれば、すぐに結果が出てくるだろう。

清水エスパルス-大宮アルディージャ
山本 海人
河井 陽介
平岡 康裕
カルフィン ヨン ア ピン
李 記帝
村松 大輔
杉山 浩太
小林 大悟
大前 元紀
金 賢聖
高木 俊幸

タイトルとURLをコピーしました