大前のハットトリックでFC東京に勝利し、11月3日の国立決勝を決めた!
この試合、出場停止で李と河井を欠き、石毛を後ろに置く布陣。
守備面どうこうより、バランスを維持できるか?少し不安もあった。
前半から一進一退の試合で、どちらに流れが向くか?という様相。
若干、FC東京が押し気味も前線にスピードのある選手がいるエスパルスとしては、スピード、ワイド攻撃を考えるとこれくらいがちょうどいい。
とはいえ、サイドバックとの連携から、後ろでボールを回してからの展開に苦しみ、序盤は我慢の時間が続く。
そして26分。
少ないチャンスの中、きっちり得点できたことは大きい。
これで、1-0。
しかし、これでは終われない。
アウエイゴールで有利な状況は変わらないが、守り勝つチームではない。
前線からの運動量で走り勝ち、そして、打ち勝つサッカーを貫かなくてはならない。
後半、開始早々、いきなりピンチを招き、ここで選手たちの気持ちも若干吹っ切れた感はあった。
そして、大前の追加点、終了間際のダメ押しということで大前のハットトリック 3-0で勝利。
失点ゼロで終わり、リーグ戦も含め、4連勝となった。
この試合、MVPは大前だろうが、八反田の動きはなかなかいいものがあった。
杉山、村松のボランチがサイドバックのケアも頭にあることから、走り回り、詰めることで相手のコースを消しながら、献身的なプレーは、チームを救った。
前線のスピードのある選手をどう活かすか?
チームとして、徐々に理解でき、形になり始めた。
そして、きっちり前線が点を取って勝ったことは、さらにチームを成長させるだろう。
11月3日の鹿島との決勝戦。
1週前に、リーグ戦で鹿島と戦うわけだが、この試合をどう戦うか?
ここがゴトビ監督の采配に注目したい。
スカウティングは、お互いある程度できているが、お互い先があるだけに、戦い難い部分はあるだろう。
手の内を見せずなど、立派な言い回しはできないが、秘策はもうけてのぞむことだろう。