自信:清水エスパルス – ベガルタ仙台

ベガルタ仙台が1人少なくなり、数的有利をものにして、3-1と勝利!

が、一般的な見立てだろう。

 

もちろん、数的優位になってからは、チームとしての攻撃に拍車がかかったことは否定はしない。

しかし、この試合において、選手個々、チームとしての気持ちが全てであったように思う。

前半は、ゲームへの入りに失敗し、相手に敬意を払うかのように相手のサッカーに付き合ってしまった。

 

杉山は、前節同様いただけないプレーが多く、そこをつかれバランスを崩す場面も見受けられ、ウイルソン、太田吉彰のスピードにピンチの連続であった。

 

とはいえ、(かねてからこのブログでも書いている)河井がボランチに入ることで、ボールの供給はスムーズにいっていたし、悪い中にも今後期待させる内容ではあった。

 

急造のサイドバックに入った三吉は、無難にこなしてはいたが、バランスや決定機の演出という部分では、これからという感じではあった。
ただ、頭には自信がありそうなので、使い方次第では面白い使い方が出来るかもしれない。

 

後半、やっと石毛が石毛らしいドリブルで仕掛けたり、大前がポジションチェンジでアクセントを付け出す。
鎌田次郎が2枚目のカードをもらったシーンもテンポ良い攻撃の1つであった。

 

数的有利になって以降は、
選手達の気持ちが180度変わり、躍動感のある攻撃に。
また、仙台も守備一辺倒になったことで、より攻撃的な姿勢に。

しかし、単調なサイドからの攻撃で、攻めあぐねるシーンが多く、若干何かを変えたいと思っていた70分、カルフィン ヨン ア ピンのクロスに金 賢聖が合わせ同点。

 

清水の攻勢はさらに続く。
そして、この試合のおける決定的なポイントは、瀬沼優司の投入だろう。
彼は、来年、エスパルスで一番の重要人物であると今断言しておこう。

ボールを持ってからのアクションが非常にいい。
仕掛け、ゴールを狙う姿勢に、いい雰囲気を持っている。
視野が広くなれば、ゴール量産だけでなく、決定的なパスを出す選手にまで期待させる。

 

その瀬沼選手が入り2トップにすることで、よりバリエーションも増えた。
もちろん、数的有利という前提はあったにせよ、クレバーなサッカーをしてくる仙台の思考を止めたことは事実。

 

その後、2得点し、3-1で勝利!
ホームでの勝ちロコ。

 

タイトルにも書いたが、
確実に、気持ちがゲームを左右した。

前半は自信の無いようなサッカー、後半は自信に満ちたサッカー。
若いチームだけに、気持ち、プレーの波があることは事実。

とはいえ、今まで、強引な若さを前面に出したプレーは見られたが、まとまりのあるプレーを見ることは出来なかった。
この試合、やりたいことをしっかり遂行でき、結果が伴い、さらに、仙台に勝ったことはチームとして、1つ階段を登ったと言っていいだろう。

 

河井が中盤でプレーすることで、ボールの回り方がワンランクアップする
前節厳しい評価をした金 賢聖の2得点で彼の動きも変わってくるだろう。
そして、大学との兼ね合いはあるが瀬沼が新しい風を持ってきた。

 

やっと、今後のエスパルスの未来像の一端が見えたように思える。

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