ジーコ監督の成長;サッカー・W杯アジア最終予選

日本代表は、ジーコ監督率いるイラクに1-0とホームで勝利しました。

 

このゲーム、一番の注目は、イラクの先発メンバーでしょう。
若手チームへの切り替えの時期だとしても、W杯予選本番、それも、6月のオマーン戦からみれば、大幅にメンバーを変更するという奇襲ともいえる作戦できた。

 

かねてから、私の中で、ジーコ監督の評価は低い。

 


パラメーターの高い選手を集め、組織には目を瞑り、見せるサッカーでアジアは制することは出来たが、世界では勝ち抜くことの出来ないチーム作りは、私の中で、日本代表の無駄な4年間とさえ思っていた。

 

そのジーコ監督が、日本の中盤のキープレーヤーを徹底マークし、日本の攻撃のベースをつぶしにかかり、自分達はシンプルな攻撃に絞り、後半勝負のプランを立ててきた。
後半から、ユーニスとナシャトを入れ勝負にきたあたり、かなり徹底した戦略が練られていたように思う。

 

正直、これが得策であったか?どうかは別として、チームとしてはある程度できていたし、やりたいサッカーも見て取れた。
もちろん、穴は多く、小粒に見えなくも無く迫力という部分ではイマイチという部分も無くはなかったが、ジーコ監督がここまで、細かい策を練ってきたことに少し関心した。

 

日本代表は、香川が腰痛でベンチ外という予想外の展開もあったが、代わりに入った岡崎がキレの良さを発揮した。
前回のブログでも書いたが、アジア相手であれば、岡崎の攻守での貢献、潰しが利く。

全体的なこととしては、前半のうちに2点目を取れていれば、相手の脅威が少なかっただけに、大量得点での勝利もあったと思う。
その意味では、反省の多い勝利であったとも言える。

 

とはいえ、これで、勝ち点10
W杯出場へかなり近づいたと言っていい。

 

本番までは、まだまだ時間がある。
現状でチームが出来上がる必要はないし、今のメンバーが本番のピッチで躍動するとも思っていない。

もっと無理が効く選手も必要だし、バックアップメンバーの質も高めたい。

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