アウエイの札幌戦。
アレックスの出場停止やけが人、また、水曜日のナビスコも見据え、八反田を先発、トップ下に起用。
前半、
エスパルスは、サイドを上手く突きながら、金 賢聖の惜しいヘッドなどでチャンスを作る。
河井と大前、李記帝と高木の連携は、非常によく、相手はこのケアに悩む。
札幌のカウンターやロングボールからピンチもあったが、ディフェンス陣は、まずまず安定していた。
先制点は、キーパーチャージといわれてもおかしくないかもしれないが、審判からは、味方同士の接触に見えたのだろう。
そして立て続けに、大前のゴール。
2点とも、左サイドからディフェンスラインへのクロスであった。
金 賢聖というターゲットがいるので、ディフェンスをある程度ひきつけてくれる。
よって、落としたボールへの寄せ、金 賢聖の作ったスペースへの走りこみなど、徐々に彼を生かした形が見て取れる。
いい時間帯に点が取れ、前半は2-0で終える。
後半は、安定した守備と早いボール回しで、試合を支配ながらも、どうしても追加点を決めきれず、もどかしい時間が続く。
札幌の意気込みから、2-0とはいえ安心できない。
ハモンの2枚目のカードで、エスパルスとしては非常に戦いやすくなり、仕上げに三吉を投入。
彼の頭は、なかなか特徴がありそうだ。
スピードやスタミナという部分は、身体になじむまで時間がかかるかもしれないが、戦力としてすごく色を持った選手だけに面白い存在になりそうだ。
そして、
2-0で勝利!
無失点で終えることができ、新しい戦力もそれなりの結果を出し、評価できる試合だっただろう。
八反田選手について触れたい。
ボールキープが出来、落ち着いたテンポの持ち主は、今のチームに必要な選手キャラだろう。
そして、初スタメンとは思えない落ち着きには、今後、もっと結果を残すのではないか?っト思わせる働きであった。
選手間同士、チームに慣れていくことで、彼からのスルーパスや彼を経由した攻撃パターンも増えていくだろう。
この1試合だけで過剰評価はできないが、レギュラー争いに拍車がかかったのは間違いだろう。
チームとして、まずまず90分、ゲームを作ることが出来た。
手薄なメンバーではあるが、この試合である程度必要とされていたポジションの補充にも一様の結果を出せた。
一歩前進と言っていいだろう。