ホームに川崎を向かえた一戦。
90分試合を作ることが出来、チャンスも多かった。
西部のセーブにやられたというところはあるが、やはりこのような試合をきっちり勝っておきたかった。
細かくボールをつなぐ川崎。
ボールをつなぐことに徹底した戦術。
もっとイージーにやってもいいだろうというところでも、ボールをつないでくる。
エスパルスはそこを突き、再三、いい場所でボールを奪い攻撃を仕掛ける。
相手のマークは、それほど厳しきなかったため、比較的やりやすくいい形も多かった。
少ない機会ではあったが、今まで見られなかった、真ん中でボールをおさめることができたため、効果的なサイド攻撃への展開も見ることが出来た。
その1つは、前のブログでの書いた、岩下の復帰だろう。
岩下とカルフィンのセンターバックは後ろでのボール回しに落ち着きがある。
テンポが合わなければ、後ろでボールをまわしタイミングをはかる。
何の変哲もないボール回しにも、そこには意味があったりする。
また、前線(大前)のポジションチェンジにもいいものがあった。
ポジションチェンジや中に切れ込むことでサイド攻撃にもプラスに働いた。
そんな意味では、このところの悪い部分の修正は出来てはいた。
前半からゲームを作り、後半、高原、高木が入ることで、更に攻撃に磨きをかけ、岩下をさげ小林を入れても、全体的なバランスは崩れることなく、やっと光が見えたようにも思える。
勝てなかったことは悔しいが、エスパルスにもいた西部のプレーをほめるべき試合であった。
矢島に関してももう少しゴール前でボールを受けたほうがいいようにも思えたが、ポテンシャルの高さはすごいものがあり、この試合でも、良さを出していた。
これで、勝ち点25で9位。
首位とは勝ち点10差。
逆に、13位の鹿島が勝ち点22。ここ最近の2敗が、15位、16位のチームを考えると、油断は出来ない状況でもある。
次節はホームで柏戦。
ここは、全力で勝ちに行かなくてはならない。
ホームで勝ちロコは必須の試合と言っていいだろう。
今シーズン、第4節のコンサドーレ札幌戦以来のポイントとなる試合になるだろう。
どこのポジションでも高い適応力を示す河井がどこに使われるか?
何も求めらるか?
ここに注目したい。